近年世界は地震、津波、台風、豪雨、竜巻など
数々の自然災害に見舞われ、その被害も甚大になっています。
悲しいことに人の記憶は儚く、新しい災害が起こると前の災害
そして時間の掛かる「復興」への関心が薄らぐものです。
大きな災害の後に建てられる慰霊碑は亡き者の霊を救うもので
そこには現存されるご神仏のご加護が得られることでしょう。
しかし残された人々の希望となる
「復興」にお力を発揮されることに特化したみほとけは居られませんでした。
そこで平成25年夏、突如イラストレーターであった松井光雲が
復興に特化したみほとけの絵を描けという如意輪観音のお声を聞き
13の観世音菩薩がお力を集められた新しいみほとけ「復興菩薩」の絵を完成いたしました。
そのお姿は復興のために必要な道具を持つ16臂と、合掌する2臂からなります。
重要なお役目をいただいたご縁に感謝し
数10年後、数100年後と、後世にお姿が残ることを祈念して
独自の技法を用いたデジタルアート(コンピュータ・グラフィックス)により描きました。
復興菩薩は真言宗超法輪にて平成26年1月25日
開眼法要を行い、ここに新しいみほとけとして誕生されました。
災害だけでなくあらゆる厄災から、またご商売や寺院などの復興の力として
日本の、そして世界中の様々な場所でお祀りされることを目的としています。
※復興菩薩の絵は平等院表参道美術作品公募展にて特別賞をいただき
2014年1月18日(土)~2月16日(日) の期間宇治市内に展示されていました。
松井光雲:Profile
1961年大阪出身 嵯峨美術短期大学ビジュアルデザイン科卒
ポストカードなど雑貨デザイン経験を生かしてイラストレーター・松井ヤスヒロとして、
グリコ、ビスコのパッケージや絵本など多彩な仕事を手掛けると同時に
近年はCGによる仏画も制作。
2016年より絵仏師 松井光雲として活動。
住所:569-1123 大阪府高槻市芥川町2-22-21 アクタ202
電話番号 : 090-1077-5703
連絡先: 072-655-6723
FAX: 072-658-8032